ファッションヘルスの「ファッション」って一体何なの！？

世の中知っているようで知らないことってけっこうあるもの。風俗で遊び慣れていても意外にファッションヘルスの歴史なんて知らないのでは？今回はヘルスの生い立ちや「ファッション」の意味について書いていきます。

ファッションヘルスは現在の風俗業界において主流とも言える業態です。女性が男性客に対して個室ないしホテルで性的な行為をし、射精に導くというサービスの形になります。ほとんどの風俗店で行われるプレイ、つまりヘルスプレイはこのファッションヘルスからきています。キス、全身リップ、フェラ、手コキ、素股といったものを基本プレイとして確立したのがファッションヘルスというわけですね。

元々はシャワーとベッドのある簡易的な個室を備えた店舗型が主流でした。しかし2000年ごろから無店舗型のデリバリーヘルスがメインになってきています。デリヘルは店舗を構える必要がなくランニングコストが抑えられるというメリットがあります。そのため新規参入業者を増やし、売上も上げやすいため人気となっているわけですね。逆に昔ながらの店舗型ファッションヘルスはコストもかかりますし、新規で立ち上げるのは難しいため、現在は減少しつつあるようです。

ではファッションヘルスはいつごろからあるのでしょうか？諸説ありますが、1980年代ごろにはすでにあったと考えられています。1970年代後半にノーパン喫茶ブームが起き、その中で一部業者が「個室での抜き」を取り入れるようになりファッションヘルスの原型が出来上がっていったようです。

その後、法改正によりノーパン喫茶ブームが終焉、そのままファッションヘルスへ転業する業者が増え80年代に爆発的に増えていきました。さらに20年後の2000年代に無店舗型風俗が増え始め、現在では店舗型ファッションヘルスよりもデリヘルが台頭するようになりました。

一般的には「ヘルス」と略されるわけですが、そもそもなぜ「ファッション」という言葉がつくようになったのでしょうか？一説には「気軽にエッチを楽しめる」「服を選ぶように女性も選び放題」「自分の好みのプレイができる」といったように「ファッション感覚で性的嗜好を満たせる」ということが関係しているとも言われています。「ファッション」とつけることで性的にストレートな物言いにならず、男性客が遊びやすいというメリットもあるようです。

また、ヘルス＝健康ということでマッサージをするお店と勘違いされないよう、「ファッション」とつけているという考え方もあるようです。


文｜瀬尾マサト

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