男性機能鍛錬道場

2017年 06月 12日

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親の介護のためにAVで稼ぐ親親孝行な土日ギャル

工藤タツオ(AVカメラマン)

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楓という名前の小柄でかわいいAV女優がいた。彼女はいわゆる土日ギャルといわれるAV女優で、普段はOLをしている女の子だった。

土日ギャルというのは、このコラムにも何度が登場しているが、土日だけAVに出演する素人のAV女優のことだ。

ベテランAV女優とは違う素人の初々しさがウケて、ひと頃は撮影現場に入ると土日ギャルばかりだったこともあった。

土日ギャルといっても、平日に有休を取って撮影に来る子もいるし、サービス業など平日が休みの子も多いから、彼女らは年がら年中現場にいた。

さて、楓ちゃんだが、この子は小柄な割に巨乳でプロポーションもよかったから、結構評判がよかった。

ただし、ここでいう評判というのは、現場スタッフの評判なんだけどね。

立場の弱い土日ギャル

土日ギャルというのは無名な存在で、どこかの事務所が強くプッシュしているわけでもないので、彼女たちが出演するAVも、大ヒットすることはなかった。

あくまでも、新鮮さがウケてAVもそこそこ売れたというに過ぎない。

もっとも、彼女たちもそのほうが都合がよかった。

なまじヒットすると、自分が出ているAVを知人や親戚の誰かが偶然見てしまうこともあるからだ。

そうなると大変なことになってしまう。だから、彼女たちは内心では自分のAVが売れないことを願っていた。

だけど、仕事はある程度来ないと困る。だから、スタッフにウケがいいことは、彼女たちにとっては大事なことだった。

スタッフの評判がよければ、「またあの子を使おう」という話になって、出演依頼に結びつくからだ。

特に楓は特別な事情を抱えていたから、出演依頼が増えるかどうかはとても重要なことだったんだ。

楓は、親の介護のためにお金が必要だった。

家の事情でAV女優に!

父親が脳梗塞で寝たきりになり、母親がつきっきりで介護しているために、一家にとって楓の収入だけが頼りだったんだ。

当時はいまと違って介護保険もないし、デイサービスなどの施設もなかったから、介護は自宅でやらなければならない。

介護保険がないと介護にかかる費用はバカにならず、OLだった楓の給料ではどうにもならなかった。

そこで、たまたま土日ギャルのことを知った楓は、親のためにAVに出ることを決心した。

楓が土日ギャルを始めたのは22歳のときだったが、その頃はまだそれほどセックスの経験がなかったらしい。

そこで、楓は仕事をもらうために涙ぐましい努力をした。

AVビデオを借りて、ベテランAV女優の演技や喘ぎ声を真似て練習していたというのだ。

AVビデオはレンタル屋で借りなければならない。
女の子がAVを借りるには、かなり勇気がいったことだろう。

そりゃそうだよな。
普通なら、女の子がAVビデオを借りて見ることなんてないからね。

いまだったら、ネットで簡単に動画を見れるけど、当時はレンタル屋でAVビデオを借りるしかなかった。。

僕は楓と一度だけ仕事をしたことがある。

楓が親のために土日ギャルをやっていることは聞いていたので、どんな子だろうと興味があった。

「おはようございます」

楓は現場に入ると、スタッフひとりひとりに丁寧に挨拶した。

これほど礼儀正しい子は、AV女優でもそれ以外でも見たことがない。

親のためにAVをやっているというから、暗いイメージの女の子を想像していたけど、楓はまるで違っていた。

本当の孝行娘

とにかく天真爛漫で、底抜けに明るいんだよ。少なくとも僕たちの前ではね。

だけど撮影が始まり、共演するAV男優が裸になると楓の顔に緊張が走った。

やっぱりまだセックスに慣れていないんだ。
僕はすぐ気がついたよ。

このとき僕にできることは、固い表情の楓をなごませることだけだった。

「大好きな人と2人だけでいるとイメージしてみて。スタッフなんか誰もいないと思ってごらん」

僕は彼女にそう言ってあげたんだ。
かっこいいだろ?

でもね、正直に白状すると、このセリフはあるベテラン監督が女優に言った言葉なんだ。

たまたま僕は同じ撮影現場にいて、監督がそう言ったのを聞いていたからそれをパクッただけ。

だけど、この言葉が効いたんだよ。
カメラを覗いていると、楓の表情から固さがどんどんなくなっていった。

「あっ、んっ、はぁん!」

楓はすぐに甘い喘ぎ声を漏らし始めた。もちろん撮影は上出来だった。

それから、楓は3年くらいこの世界にいたかな。

彼女が土日ギャルをやめたのは、もうお金が必要なくなったからだと誰かに聞いた。

そう。お父さんが亡くなったのだ。

僕は楓以上の孝行娘を知らない。たぶんこれからも、彼女以上の孝行娘に会うことはないだろう。

その後、風の便りで楓が結婚したと聞いたときは、本当に心から彼女の幸せを願ったよ。


文|工藤タツオ(AVカメラマン)

蒲田ダイヤモンド
日暮里ダイヤモンド
アジアンビーナス
東京射精管理倶楽部

このコラムを書いた人

工藤タツオ(AVカメラマン)

AVカメラマンの経験がある異色のライター。現在はアダルト小説と サブカル記事を書いているが、アダルトネタはAV撮影時代の経験を元にしたものも少なくない。

工藤タツオ(AVカメラマン)

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